1月上旬、大手道から春日山に入り、南三の丸を経由して本丸に至り、二の丸を経由して春日山神社に下りました。
以下の生き物が観察されました。
ヤマガラ シジュウカラ コゲラ アカゲラ ヤマドリ ヒヨドリ メジロ
エナガ
ニホンノウサギ ニホンツキノワグマ ホンドタヌキ



1月上旬、雪と雨の毎日のはざまに、快晴の日があったので春日山を歩いてみました。山の中は除雪なんかしませんから、そこそこの積雪量になっています。戦国時代は現代よりもっと積雪量が多かったでしょうから、冬の春日山城で暮らすのは到底不可能だったでしょう。それこそ、冬の春日山城は動物たちの天下です。人前には姿を見せない獣たちも、雪の上には足跡をたくさん残しています。
ウサギは、前足を前後に揃えて、跳び箱を跳ぶように後足を前足の前について、跳躍しながら進むので、後足のある方が進行方向です。周りに他の獣の足跡はなく、歩幅も狭いので、わりとのんびり歩いていたのでしょう。
大手道から本丸を経由して春日山神社に抜けるルートには、人間の足跡がたくさん残っています。こんな深い雪の中をわざわざ歩きたがる物好きが結構いるのですね。人間の足跡は、シューズやカンジキやスノーシューの特徴的な形で、しかも足跡の両脇にストックの跡もあったりしますから、獣の足跡とは容易に区別できるはずですが、クマの足跡は、ちょっと紛らわしいときがあります。森の奥へと続く大きな足跡は、大きさ的には人間に似てはいますが、どんな物好きだとしても道を外れてわざわざ森の奥に踏み込むとは考えにくいし、ストックの跡もないし、まぁ、クマなんだろうな、という感じでした。クマは雪が積もるような厳冬期には冬籠りしているものと考えられていますが、場合によっては冬籠りしないこともありますし、春日山周辺には普通にクマが棲息していますから、冬期だから危険はないと考えるのは誤りです。もっとも、山の中で静かに暮らしている限りは、クマも自然の豊かさを感じさせてくれる生き物の一つに過ぎません。
タヌキも足跡をよく残しています。一見、イヌやキツネの足跡にも似ていますが、足跡の形、足跡の並び方などをよく観察すれば、それらとは区別できます。タヌキの足跡は、群れでしょうか、幾筋も周辺一帯に残っていました。きっと餌を探して歩き回っていたのでしょう。
参考資料
- 各種図鑑

