令和8年3月

 3月中旬、春日山の大手道から岩木三叉路、権現堂、南三の丸を経由して本丸に至り、直江屋敷を経由して春日山神社に下りました。
 以下の生き物が観察できました。

ヒイロタケ  キクラゲの仲間  カンスゲの仲間  カタクリ  フキノトウ  
フキノトウ  カタクリ  ナガハシスミレ

トビ  シジュウカラ  ヤマガラ  コゲラ  アカゲラ  エナガ  ホオジロ  
カシラダカ

ニホンノウサギ  ニホンジカまたはニホンカモシカ  ニホンタヌキ  
ニホンイノシシ


ヒイロタケ
キクラゲの仲間
カンスゲの仲間
フキノトウ
カタクリ
ナガハシスミレ

 3月中旬、岩木三叉路と権現堂を経由して南三の丸に至る山道で、ヒイロタケとキクラゲを見つけました。ヒイロタケは食用にはなりませんが、名前の由来である緋色が非常に目立っていました。写真のキクラゲはカピカピに乾いていています。雨で濡れると、水分を含んで、お馴染みのぷよぷよした姿になり、食用になりますが、この硬く縮んだ姿はとても美味しそうに見えませんね。カンスゲの仲間は、花のない時期は全く目立ちませんが、雄小穂が、地味ながらも独特な形の花を足元で咲かせていました。
 南三の丸では、フキノトウがいよいよたくさん出てきていました。山菜取りが好きな人にとっては、たまらなく楽しい季節でしょう。
 本丸から直江屋敷を経由して春日山神社に下る道では、カタクリが咲き始めていました。ナガハシスミレも一株だけ咲いていましたが、カタクリとともに、これから春日山の至る所で見られるようになるでしょう。


シカまたはカモシカの足跡
シカの食痕
タヌキの糞
イノシシの糞

 獣の痕跡も多く見られました。まだ解け残っていた積雪に、シカかカモシカの足跡が残されていました。シカはシカ科、カモシカはウシ科ですから、全く別の動物ですが、どちらも偶蹄類で、二本の蹄の跡がよく似ていて、判別できません。でも、しばらく山道に沿って歩いていたようです。シカの食痕が岩木三叉路と権現堂の間にありました。シカの頭くらいの高さの樹皮が、下から上に向かって剥ぎ取られた跡です。餌の乏しい時期も、なんとしても生き抜こうとする逞しさを感じます。
 権現堂近くの山道にはタヌキのトイレがあるのですが、比較的新しい分が残っていました。雪深かった今年の冬も、無事乗り切ったようです。
 景勝邸では、イノシシの糞を見つけました。いかにもといった感じの、なかなか立派な糞です。いっとき県内でも騒がれた豚熱も家畜の豚への徹底したワクチン接種のおかげで、野生のイノシシ(豚と同種なので、イノシシも豚熱に感染する)への感染拡大もある程度抑えられているようですが、アフリカ豚熱という、豚熱とは別のウイルス感染症が朝鮮半島までやってきていて、日本にも上陸するのではないかと、養豚農家は気が気ではないでしょう(2)。アフリカ豚熱には現在ワクチンがなくて、死亡率もかなり高いので、日本に上陸すると養豚市場は大混乱しますし、野生のイノシシもかなり死ぬでしょう。そうなれば、イノシシが棲む山全体がウイルスで汚染されてしまいます。なんとか水際で食い止めていて欲しいものです。


参考資料

  1. 各種図鑑
  2. 農林水産省:アフリカ豚熱(ASF)について

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です