6月上旬、城ヶ峰砦の他、大手道から春日山に入り、岩木三叉路、権現堂、南三の丸を経由して本丸に至り、直江屋敷、春日山神社を経由して愛宕谷公園に下るコースを歩きました。
以下の生き物を観察しました。
オオイヌノフグリ シロツメクサ ニガナ ムラサキサギゴケ ハルジオン
ノアザミ ドクダミ ヤマツツジ ヒメジョオン ハナニガナ オオジシバリ
カタバミ トキワハゼ ヤマボウシ ツルアリドオシ キツネノボタン
ダイコンソウ コナスビ ヘビイチゴ オオバコ イヌガラシ エゾアジサイ
ホタルブクロ クリ コウゾリナ キオン ウツボグサ ヤマブキショウマ
シモツケ シモツケソウ ハハコグサ ケキツネノボタン ツルマンネングサ
トウバナ ツメクサ ミゾカクシ ノハラムラサキ
ヤマトアシナガバチ キンモンガ アサギマダラ カラスアゲハ ハルゼミ
カキバトモエ モンシロチョウ ウラギンヒョウモン キアゲハ モンキアゲハ
ベニボタル コハナバチの仲間 トラフムシヒキ
モリアオガエル ヒガシニホンアマガエル ウシガエル ニホンアカガエル
ニホントカゲ
ウグイス ハシブトガラス ヒヨドリ ヤマガラ キビタキ サンショウクイ
ヤブサメ ホトトギス イカル アオゲラ アカショウビン ハシボソガラス
クロツグミ ホオジロ サンコウチョウ コゲラ ツバメ スズメ
キジバト メジロ カワセミ シジュウカラ
ニホンツキノワグマ ホンドタヌキ
6月上旬、春日山城の西にある城ヶ峰砦に車で行ってみました。城ヶ峰砦へは、普通なら柿崎屋敷を起点とする桑取道を歩いて行くものですが、中桑取の集落から車でアクセスすることもできるのです。ただ、道は舗装されていないし非常に狭いし、脱輪すればそのまま急斜面を転落しますから、雨の後のぬかるんだ状態では特に危険です。道に張り出した木の枝で車も傷だらけになりますので、はっきり言ってお勧めしません。
城ヶ峰砦は、北に日本海、南に正善寺湖を望むことができる絶景スポットであることを除けば、ここにしかないものが特にあるわけでもないのですが、

木の幹にクマの爪痕と思しきものを見つけました。3本の平行な筋が生々しく残っています。こんな爪を人間が食らったら、顔の半分を抉り取られるのも道理です。城ヶ峰砦に来る人は極めて少ないので、普通にクマの行動圏になっているのでしょう。思わず物音に敏感になってしまいます。


クマの爪痕がある木のすぐ傍に、山盛りの獣の糞がありました。クマのものかと思いましたが、直径約2 cmの円筒形、植物の種子らしきものがたくさんあり、おそらくタヌキのものでしょう。
春日山城周辺は、特に天気の良い休日ともなれば、わりとハイキングを楽しむ人もいますから、獣に出会うことはほとんどありません。ただ、人前に姿を見せないというだけで、獣たちも確かにそこで暮らしています。最近は日本の各地で人間の生活圏にクマの出没が相次いでいますので、山ならクマにもっと出会いやすいのではないかとも思ったりもしますが、案外、山にいるクマの方が人間との距離の取り方を心得ているのか、春日山では出会ったことがありません。ただ、偶発的に遭遇する可能性がないわけではありませんので、最近はどなたもクマ鈴を鳴らしながら歩いておられます。クマ撃退スプレーを懐に忍ばせている人もいらっしゃるかもしれませんね。
獣には出会えなくとも、昆虫や鳥の姿はよく見られます。

春日山城に続く大手道の入り口で、ヤマトアシナガバチを見つけました。子どもの時にアシナガバチに刺されてひどく痛い思いをしたことがありますが、ヤマトアシナガバチは比較的大人しいようです。アシナガバチは狩りバチなので、獲物を探しているところなのでしょう。

権現堂と南三の丸の間の尾根筋でカキバトモエに出会いました。トモエガの特徴である巴模様はありません。バタバタと飛んで、ベタっと張り付くようにして木の葉にとまりました。蛾の多くは、蝶のようにひらひらふわふわと優雅に飛ばないので、なんだか不恰好に見えて、それも蝶との間の人気の差の要因かもしれませんね。

例えば柿崎屋敷で見つけたウラギンヒョウモンは、タテハチョウの仲間ですが、翅の模様だけ見れば、一部の蛾と大差ないような気もします。それでもひらひらふわふわ飛ぶので、やはり蛾とは違うなぁ、って感じですね。
御成街道の入り口脇のクリの木が花を咲かせていました。クリは実のことはよく知っているのに、花がどんなのか、全然知らなかったのは自分でも意外でした。


そのクリの花に、妙に平べったい小さな甲虫がくっついていました。ヒラタハナムグリです。平たい体は、花粉を求めて花に潜り込むのに都合が良いようです。

ハナムグリや蝶のように花に集まる昆虫は多いですが、やはりハナバチの仲間が花から花へ忙しく飛び回っているのは、見ていて楽しいですね。直江屋敷の近くに咲いたノアザミでコマルハナバチが花粉を集めていました。よく見られるクロマルハナバチは黒くてゴツい印象ですが、コマルハナバチは全身黄色のふさふさした毛で覆われていて、格別可愛いですね。

ハナバチの仲間はニホンミツバチを始めとして多種多様ですが、コハナバチの仲間だけでもたくさんの種類がおり、同定はなかなか難しいようです。愛宕谷公園のシロツメクサで花粉を集めていたこのコハナバチの仲間は、おそらくフタモンカタコハナバチだと思いますが、確信がありません。
春日山神社から下ったところにある御屋敷阯で、ノハラムラサキが咲いていました。ヨーロッパ原産の帰化植物で、直径約3 mm程度の小さな花ですが、意外に目につきます。


御屋敷阯からさらに愛宕谷公園に向かって下りていく途中、目の前にトラフムシヒキが飛んできました。よく見ると、小さな蛾を捕食しているようです。わざわざ目の前に飛んできて、捕食しているところをじっくり見せるとか、なかなか妙な虫です。
参考資料
- 各種図鑑

